近鉄のときもそうだったが・・・。
私が書くべきことでもないかもしれません。
しかし、1野球ファンとして思うところがあります。
タイガースが上場すれば、キャピタルゲインは相当得られるでしょう。
それが正しいことのように言われるのは納得できません。
堀江さんがバファローズの買収に名乗りを上げたとき『投機目的では?』と私は勘ぐりました。
堀江さんは買収して球団を経営すると話していた経営者ですが、それでも、投機目的ではないかと思ったわけです。
バファローズ単体で、黒字にするだけでも結構厳しいと思いましたが、楽天(球団)は1年目から黒字だったそうですので、持ち株会社をつくって野球協約をかいくぐれば、上場できていた(できる)かもしれません。
その堀江さんでも投機目的と思ったのですが、村上さんはファンドマネージャで、投資家から資金を預かり、より高い利回りで運用するのが仕事です。
しかも、今までの活動を通して分かることは、かなり短期間の利回りを重視されているように思います。
つまり、村上さんが行っている事業自体が、投資というより投機の側面が強いわけです。
今回は阪神電鉄の転換社債を購入して一気に転換したそうです。
どういうことかというと、転換社債というのは、基本的には社債ですから、満期時に設定された利率の償還金を受け取るか、設定されている株価で株式と交換することが出来ます。
株を数十%も買い漁ると、株価が簡単に変動してしまいますが、転換社債を転換しても株価は突然動いたりしません。もちろん、大量に転換して大量に売り浴びせれば、暴落しますが、転換して保持するだけなら簡単には動かないのです。
しかも、社債505円で1株と交換できたのですが、村上氏が社債を購入した頃は、株価の方は400円ほどだったので、人気も少なく買占めが簡単でした。
株に転換すると100円分近く損をするため、経営陣も油断していたのでしょう。
ここに目を付けたそうです。
ちなみに、堀江さんがニッポン放送を買収しようとしたときは、MSCBという転換社債で買収資金を準備されたそうです。その社債を引き受けた外資系のファンドは、転換して、即、売り浴びせたので、個人投資家(投機家)にライブドアの人気が異常に上がったのにも関わらず株価は暴落しました。当時、ライブドア株を買った個人投資家の資金は外資に吸い取られたわけです。
これらは合法で、頭は良い戦術ですが、資金量にものを言わせた仕手行為としか思えません。
例えば、人気のないときに阪神戦のチケットを購入したり、何らかの手法で大量に安く買い占める方法があったとします。それをタイガースの優勝が決まる頃に、売買すれば、数十倍の粗利を稼ぐことが出来ます。
そう、短期的に売り抜けるのであれば、村上さんのしている投機というのは、ダフ屋と大差ないのです。(ダフ屋は違法行為ですが)
また、村上氏がよく配当を求めてますが、配当で株価が上がるというのは、私は理解できません。
その理由は、よろしければ以下の板倉雄一郎さんという方が書かれているエッセーを読んでみてください。
私の駄文を読むよりも、ずっと良く分かると思います。
KISS第108号「配当と時価総額」
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2005/07/29-1315.html
Deep KISS第5号「勝手な希望」
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2005/10/13-0717.html
板倉雄一郎事務所
http://www.yuichiro-itakura.com/
板倉さんは以下のとおりおっしゃっています。
保有不動産の証券化など、第三者への売却と賃貸契約によって、
一時的に流入したキャッシュ(=不動産の売却益)を、
「さあ、配当せぇ!」とか言って、投資額以上の配当を得て、
「ほなサイナラ」とばかりに、価値算定の出来ない個人投機家に、
ババを引かせてトンズラ、は、止めてくださいね。
全くそのとおりで、一時的に流入したキャッシュは資産を切り崩しただけです。
仮に配当によって、一時的に株価が上がっても、株主価値が上がって株価が上がったのではなく、投機目的の資金が集まって株価が上がっただけですから、すぐに株価は落ちてしまいます。
投機で株価が乱高下するのは『ババ抜き』に過ぎません。
私としては、タイガースを『ババ抜き』の道具にするのはやめてほしいと思います。
これは読売の渡辺さんがおっしゃるとおり、賭博の対象になり得ますし、八百長の温床になる可能性もあります。
例えば、短期的な八百長ではなく、中期的に補強をわざと失敗して株価を落としてから、一気に補強して株価を上げる。
こうすることによって、予め株価の動きが簡単に予想でき、莫大な利ざやを稼ぐことが出来ます。
そういうことが可能になるわけです。
1野球ファンとしてみると、高額年俸の外国人選手を取って失敗するのは、わざとやってるとしか…。
そんな分けないか?
でも、グリーンウェルはなんだったんだ(笑)
さて、そう言っても、バファローズのときは、バファローズファンは上場について非常に好意的に見ていましたね。
タイガースも5年前は低迷していて、大阪の居酒屋では『補強にもっと金を出せ!』、『○○を取れ!』、『○○をクビにしろ』と口出したい人が沢山いました。
その頃なら歓迎されたかもしれませんね。
しかし、現状では反対の方が多いようです。
勝負事をやっている球団の上場というのは、それほど難しいことだと思います。
ただ、村上さんは、堀江さんの失敗?を見てよく勉強されたようです。
『ファンの意向を問う』などと言いながら、上手にマスコミを利用されています。
上手に会見を行われましたので、もしかすると上場の方へファンも動くかもしれませんね。
ただ、考えてみてください。
『私はタイガースファンだ』とか言って、一般のファンに擦り寄っていますが、ちょっと考えると、自分がファンだから阪神に投資するなんていう人に、1000億もの大金を元本保証のないファンドに託す外国人がいるとは思えません。
私が1000億も持っていたとして(笑)ファンドの運営者が『ダイヤモンドバックスファンだから・・・』なんていったら許しません。
長い目で見ると『ババ抜き』の道具が、いつまでも興行的に良い存在であるはずはないと思います。
皆さんはどう思われますか?
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