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第12回目 「燃焼系」

皆さんはテレビ番組をビデオに録画してみるときコマーシャルを見ていますでしょうか?
多くの人はCMカット機能を利用して録画したり、早送りしてコマーシャルを見ないのではないでしょうか?


最近のコマーシャルは「燃焼系・燃焼系~」など思わず見入ってしまう優れたものがたくさんあるのですが、それでも飛ばされてしまいます。
ビデオのユーザは番組の本編を見たいのであって、コマーシャルは見たくないのです。


インターネットのWebページでは、見る側に選ばれてクリックされないことには見てもらえません。
クリックされるには、Webページに来た人が見たい本編とは何かを把握して、その内容へ誘導してあげる必要があります。


ここからかなり辛口ですが・・・。


Webのデザイン系の仕事をしている人の多くは、どこかテレビや映画の業界にあこがれているところがあるのではないかと思っています。
そして、Webの作成を依頼する中小企業では「いつかはTVコマーシャルを」というような憧れをもっていて、Webでそれを実現しようとしているように思えます。


その両者が相談して作ったWebには、必ずと言ってよいほど本編のWebの前に流れる自社のロゴやイメージ画像(スプラッシュ画面)がついています。


では、あなたの会社のWebページに来た人が、あなたの会社のロゴが動くのを見に来たと思いますか?
実はあなたの会社のWebページに来た人は、連絡先・製品・サービス・技術・採用情報などなど、あなたの会社の本編を見たいと思ってきたのです。
それなのに、真っ先に何の情報もないロゴのアニメーションを見せてしまっては、ユーザーの満足度を下げてしまうことになります。


しかし、自社のロゴがアニメーションで動くと、その会社の人は何だかうれしくなります。あこがれていたTVコマーシャルを作ったような気になってしまうのかも知れません。
Webデザイナーも感謝されるので、それが正しい仕事のように勘違いしてしまいます。結果的にはクライアント、デザイナーともに自己満足度の高いものが仕上がるのですが、ユーザーの満足を得られないページになってしまいます。


Webページはコマーシャルではなくて、あなたの特集番組を作るのと同じです。
大企業でなくても、中小企業から個人までコマーシャルではなく本編に成れるのです。それなのにコマーシャルにあこがれて、スプラッシュ画面などを作るのはもったいない限りです。


大切なのはあくまで本編です。
その本編の構成ですが、これも画像ばかりにならないように注意が必要です。
また、映像やアニメーションの利用も本当に必要か良く考えましょう。
製品の使い方などをアニメーションで説明すると非常に分かりやすいですが、単なるイメージ画像は見る方は苦痛です。
一般企業のページを見に来るユーザーは、早く情報にたどり着きたいと思っていることを理解してください。


もちろん、ラストサムライのような映画の宣伝のためのサイトや、ディズニーのように来訪者がエンターテーメントを求めてくるサイトなどであれば、画像や映像中心の構成でなんら問題はありません。


しかし、一般の企業のサイトであるならば、自社の特集番組(記事)を作るつもりで、何を伝え、何を売りたいのか良く考えて自信をもって作りましょう。

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