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第2回目 「適正なIT投資額 2」

前回、IT投資額が適切でないことが多いとお話しました。
適正なIT投資額を測る前に、何をもってシステム開発の成功とするか?
ということをお話したいと思います。


変な話ですが、
http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/column/fl/reg068/01.html
にあるように、インパクのようにスタート時点で、目的がはっきりしていないシステム開発というものがたくさんあります。


最も良く見られる例は(弊社もまだまだですが)会社のHPです。
目的もはっきりしないまま作られて放置されているページはたくさんあります。


これでは最初から失敗(成功)が約束されたものになってしまいます。
つまり、後だしジャンケンと同じで勝つのも負けるのも簡単なわけです。
システム開発に限らず、どのようなプロジェクトでもスタート時点に目的と成功ラインを明確にすることは非常に重要なことです。


IT化を蕎麦でたとえると、麺から出汁、薬味にまでこだわって作った2000円の蕎麦から、駅構内で5分で食べられる数百円の蕎麦、コンビニで売ってるカップ麺までさまざまです。
何れも蕎麦に違いないのですが、選ぶ側の目的は全く違います。


5分で食べて空腹を癒せれば良いのに2000円の蕎麦を頼んだり、大切な取引先と昼食を取るのに駅の立ち食い蕎麦屋に入るようなアンバランスなことは、通常では笑い話になってしまいますが、IT産業の現場ではびっくりするような大企業が同じような失敗をしています。


インパクや小泉内閣メールマガジンは過剰投資の例ですが、値切りすぎて失敗という例もたくさんあります。(こちらの実例は残念ながらご紹介できません)
値切られたシステム会社はインスタント(な手法で)のシステムを納品されることになります。
インスタントな手法で作られたシステムは、データ量が少し増えただけで遅くて使い物にならなくなったり、わずかな変更も出来ない拡張性がない構造になっていたりします。
結局、高くつくことになったり、利用されないでお蔵入りすることも多々あります。


ITが専門的だからといって肩肘張る必要はありません。
蕎麦の打ち方を知らなくても蕎麦を食べられますし、味も評価できます。
同じことはIT化にも言えて、目的をはっきりさせて費用に対して結果が伴うかを判断すれば良いのです。


目的をはっきりさせるという点で考えれば、小泉内閣メールマガジンについては・・・。
少なくとも、紙媒体で企画されていれば1桁以上費用が変わってくるでしょうから、無料配布は到底出来ません。
もっと安く開発することも、運用することも可能ですが、「国民に広くメッセージを発信する」という当初の目的は達成できているので成功といえるでしょう。
ただ、もっと安く出来たと考えると、国民として納得できるかどうかは疑問が残るところです。


閣僚の原稿料が異常に高かったら、国民としてはちょっと気分が悪いですね。


それはさておき、目的がはっきりしていて、より良くより安く開発してくれる業者を探すにはどうすれば良いか、その方法は次回。

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